コラム・レポート
お台場でF1祭、トゥルーリ、バトンがデモ走行(28)
【モータースポーツを拡げろ!】いよいよ、9月28日に日本グランプリ(GP)が開幕した。9月28日金曜日は「晴れときどき曇り」、9月29日土曜日は「曇り」、9月30日日曜日は「曇り一時雨」との予報になっている。
もちろん雨のF1レースというのも見所は多いのだが、モータースポーツの最高峰F1を、日本の最高峰・富士山のふもとで迎えるのだから、山の姿がきれいに見える天候で、本戦を迎えて欲しいものだ。
さて、日本GPの1週間前では、お台場にモータースポーツファンの視線が集まった。各所で、F1に関連するイベントが開催されたのだ。アクアシティお台場では、トヨタのF1マシンや、ル・マンでかなりの時間をトップ走行しながら惜しくもリタイアした「トヨタGT-ONE」(TS020、1998年)、同じ年に世界ラリー選手権で活躍した「カローラWRC」(復元車)などが展示された。
また、トヨタのテーマパーク的ショールームである「MEGA WEB(メガウェブ)」では、F1マシンの展示に加え、ふだんはトヨタ車を試乗するためのコースを変更して400mのストレート部分を持つ特設コースに仕立て、ヤルノ・トゥルーリによるデモ走行が行われた。
さらに、その西側、臨海副都心線「ゆりかもめ」船の科学館駅の前では、大規模駐車場をイベント会場として「モータースポーツジャパン2007」が開かれた。
ここではWRCやパリ・ダカ出場のラリーカー、国内最高峰のフォーミュラカー、フォーミュラ・ニッポンのマシンなどが展示された。これにあわせて、競技車両がお台場周辺の公道を連なって走るパレードも行われた。
ちょうど秋の交通安全運動の時期でもあり、パトカーやクイーンスターズ(女性白バイ隊)などの参加もあり、モータースポーツ関係者が一堂に会した大イベントとなった。
さらには、特設コースが設けられてF1マシンのデモ走行も行われた。トヨタはトゥルーリが「TF107」に乗り込み、ホンダはジェンソン・バトンが「RA107」を操って、モータースポーツファンの目を釘付けにしていた。
このような大規模なイベントが行われたのは、20年来中継の労をとってきたフジテレビのお膝元、ということとは、無関係ではないだろう。
そして、お台場のところどころが造成されながらも、ビルなどの活用がされていない土地がまだ残っているという「不幸中の幸い」も後押しをして、F1ドライバーによるデモ走行も可能としたに違いない。1996年にお台場で開催される予定だったものの、途中で頓挫した「世界都市博覧会」は、モータースポーツの世界で、表情をかえて実現したのだろうか(敬称略。【モータースポーツを拡げろ!】はモータースポーツについて毎週末に掲載します。若手ライターの平本真樹さんが書いています)。
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