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プランタンで学習障害を克服したマッケンジー・ソープ展

プランタンで学習障害を克服したマッケンジー・ソープ展

(記事の終わりに作家の来日情報があり、全文を出した後に、写真をクリックすると、説明が出ます)
【銀座新聞ニュース=2010年3月14日】プランタン銀座(中央区銀座3-2-1、03-3567-0077)は3月16日から3月22日まで本館6階アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」で、マッケンジー・ソープさんによる作品展「あなたの大切な人に贈る一枚」を開催する。

失読症や難読症などの学習障害「ディスレクシア(Dyslexia)」とハンディを背負いながら、画家の道を歩んできたイギリス人のマッケンジー・ソープ(Mackenzie Thorpe)さんの「希望と愛、喜びにあふれて」(プランタンHP)いる新作版画を中心に原画や立体の作品など約30点を展示販売する。

ウイキペディアによると、「ディスレクシア」は知的能力と一般的な学習能力の脳内プロセスに特に異常がないにもかかわらず、書かれた文字を読むことができない、読めてもその意味が分からないなどの症状が現れる。

意図した言葉を正確に文字に表すことができなくなる「書字表出障害(ディスグラフィア、Dysgraphia)」を伴ったり、簡単な計算ができない「計算障害」を伴うこともあるという。左脳内の文字と意味の相関関係を司(つかさど)る特殊なプロセスに何らかの障害が発生していると考えられているが、原因はわかっていない。

現在、とくに英語圏で問題とされており、アメリカでは人口のおよそ10%が何らかの程度でディスレクシアを抱えているともいわれ、イタリア語などでは英語やフランス語より顕在化しにくい可能性が指摘されている。

日本語におけるディスレクシアは、このような音韻に関係したディスレクシアとは異なるタイプとの見方もあり、海外留学中の人が初めてディスレクシアと診断されたなどの例もある。ただ、日本では、成人のディスレクシアの判定法が確立されていないという。

著名人ではスウェーデン国王のカール16世グスタフ(Carl 16 Gustaf)さん、その長女の王女、ヴィクトリア(Kronprinsessan Victoria)さん、長男の王子のカール・フィリップ(Prins Carl Philip)さん、イギリスの女王、エリザベス2世(Elizabeth 2)さんの孫で王女のベアトリス(Beatrice Elizabeth Mary Mountbatten)さん。

俳優のトム・クルーズ(Tom Cruise)さん、バージングループの創設者、サー・リチャード・ブランソン(Sir Richard Charles Nicholas Branson)さん、イギリス人俳優のアンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)さんらがディスレクシアだったことを公表している。

歴史的な人物ではレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452-1519)、トーマス・エジソン(Thomas A.Edison、1847-1931)、アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein、1879-1955)、アンデルセン(Hans Christian Andersen、1805-1875)、フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(Francois-Auguste-Rene Rodin、1840-1917)らも障害を抱えていたとみられている。

マッケンジー・ソープさんは1956年イギリス・ノースヨークシャー・ミドルスブロー生まれ、15歳で学校を中退したが、周囲の支援を受けてミドルスブロー美術大学と、ロンドンのバイアム・ショー美術学校を卒業し、画家の道を歩み、この時の体験が彼の人生観を形成した。1995年にイギリス北部の展示会「アラートン・キャッスル展」に参加し、1996年に「エルトン・ジョン(Sir Elton John)・エイズ基金」のカードをデザイン、1997年にプリンセス・ロイヤル・アン(Princess Anne、Princess Royal)さんによる「子供達を救え基金」のカードをデザインした。

2000年にイギリスの美術業者1700社が参加する「美術ギルド」から「ベストセラー・アーティスト」に選ばれた。「労働、希望、愛」をテーマに版画や彫刻を制作し、困難を伴う子どもを励ますために、さまざまな慈善活動をしており、日本でもNPO(非営利活動特定)法人「エッジ(EDGE=ディスレクシアの子どもたちをサポートするNPO)」を設立し、イギリスでもソープ財団を設立したり、ワークショップを開いて自らの体験を語っている。

開場時間は11時から20時30分(日・月曜日は19時30分)。入場は無料。「愛をはこぶ人キャンペーン」事務局(港区浜松町1-20-2、村瀬ビル3階、03-6240-0670)によると、マッケンジー・ソープさんは3月19日から3月29日まで来日し、3月21日10時30分から港区子ども家庭支援センターでワークショップ(有料)を、14時からホテルオークラ東京でトークショー(無料)を予定している(詳細は事務局まで)。(2010-03-14)

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