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資生堂で村山悟郎の麻紐から生まれる絵画展

資生堂で村山悟郎の麻紐から生まれる絵画展

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【銀座新聞ニュース=2010年3月日】資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)が運営する「資生堂ギャラリー」(中央区銀座8-8-3、東京銀座資生堂ビル地下1階、03-3572-3901)は3月5日から3月28日まで村山悟郎さんによる作品展を開催する。

新進作家を支援するための一般公募展「第4回シセイドウ アートエッグ(shiseido art egg)」に入選した3人の作家のうち、第3弾として村山悟郎(むらやま・ごろう)さんの個展を開く。

画家の村山悟郎さんは麻紐を編み、下地を引き、描画し、それを見るという4つの行為を繰り返しながら変化させていく手法で、従来の絵画とは異なる独特のやり方で巨大な平面作品を作っている。今回の個展ではこうしたやり方で制作した新作を発表する。

「シセイドウアートエッグ」は2006年からはじめられた新進作家の登竜門となる公募展で、毎年6月1日から6月15日まで募集し、入選者3人を決める。1月から3月まで順番に展示会を開き、その中からもっとも優秀な作家を「シセイドウアートエッグ」賞とし、受賞者は賞金20万円がもらえる。

今回、336件の応募の中から選ばれたのはインスタレーション作家の曽谷朝絵(そや・あさえ)さん、彫刻家の岡本純一さん、画家の村山悟郎(むらやま・ごろう)さんの3人で、順次、資生堂ギャラリーで個展を開き、その中から「シセイドウ アートエッグ」賞を決める。

「シセイドウ アートエッグ」全体の審査員は武蔵野美術大学教授の岡部(おかべ)あおみさんと神奈川県立近代美術館副館長兼企画課長の水沢勉(みずさわ・つとむ)さん、それに4人の資生堂学芸員の6人だ。

1月から3月までの展示会を経て決める「シセイドウアートエッグ」賞の審査員は今回は、建築家の青木淳(あおき・じゅん)さん、画家の児玉靖枝(こだま・やすえ)さん、ガラス作家の三嶋りつ恵(みしま・りつえ)さんの3人だ。

「シセイドウ アートエッグ」賞は2007年の第1回が平野薫(ひらの・かおる)さん、第2回が槙原泰介(まきはら・たいすけ)さん、第3回が宮永愛子(みやなが・あいこ)さんが受賞した。

村山悟郎さんは1983年東京都生まれ、2005年に武蔵野美術大学中退、2008年に東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、2009年に同大学大学院美術研究科絵画専攻壁画第一研究室に在籍している。

村山悟郎さんについて、審査員の岡部あおみさんは「プリミティヴな身体性と細密な地形図、懐かしい手芸の風合い。独自の手法の発見と展開にとどまらず、ミニマムとマキシマムといった人間と宇宙の関係性をはらむ壮大かつ親近感のある表現は、しなやかで力強くかつ繊細」と評している。

水沢勉さんは「素材そのものである『紐』に立ち返り、もう一度、それを編んでいくことから再出発を試みる。編まれた紐に下地を施してペイントする。床面で水平になされた仕事の結実が壁に垂直に立ちあがる」作品と説明している。

開館時間は11時から19時(日曜日・祝日が18時)、祝日も含め、毎週月曜日は休み。入場は無料。
(2010-03-05)

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