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丸善日本橋で畦地梅太郎から竹上妙まで山の木版画展

丸善日本橋で畦地梅太郎から竹上妙まで山の木版画展

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【銀座新聞ニュース=2010年2月9日】丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は2月10日から2月16日まで3階ギャラリーで「山の木版画展」を開催する。

「山の木版画展」は今回が3回目で、畦地梅太郎(あぜち・うめたろう、1902-1999)、大谷一良(おおたに・かずよし)さん、藤田不美夫(ふじた・ふみお)さん、前田光一(まえだ・こういち)さん、渡部正弥(わたなべ・まさや)さん、、伊藤孝之(いとう・たかし、1894-1982)、久木朋子(きゅうき・ともこ)さん、竹上妙(たけがみ・たえ)さんらの「山の魅力、木版画の温かみ、色彩の美しさを伝える」(丸善)作品を集めて展示販売する。また、川瀬巴水(かわせ・はすい、1883-1957)の作品も特別に出品する。

畦地梅太郎は1902年愛媛県北宇和郡(現宇和島市三間町)生まれ、1926年に内閣印刷局に就職、1927年に日本創作版画協会第7回展で入選、内閣印刷局を辞職、1932年に日本版画協会会員、1944年に国画会会員、満州の東北アジア文化振興会勤務のため満州国に赴任、新京(現・長春)を題材とした版画集「満洲」を出版した。

1949年に日本山岳協会会員、1953年に第2回サンパウロ・ビエンナーレに日本代表として出品、1956年に第4回スイス・ルガノ国際版画ビエンナーレに日本代表として出品、1971年に作品5点を宮内庁が買い上げ、1976年に日本版画協会名誉会員、1986年に三間町名誉町民、1999年に96歳で逝去、 2003年に三間町に畦地梅太郎記念美術館が開設された。

大谷一良さんは1933年東京都生まれ、1957年に東京外国語大学スペイン語学科を卒業、総合商社を経て、1996年に独立して版画家となり、この間、畦地梅太郎に私淑し、「アルプ」をはじめ「まいんべるく」や「山と渓谷」などの表紙画やカット、文章を発表してきた。また、山岳関連書の装丁や装画も手がけている。

藤田不美夫さんは1933年愛知県生まれ、1956年に武蔵野美術学校西洋画科を卒業、1965年から木版画シリーズを発表、以降、個展を開催している。

前田光一さんは1936年東京都生まれ、1961年から日本版画協会展に出品、1978年と1979年に静岡県芸術祭賞を受賞している。

渡部正弥さんは1931年山形県酒田市生まれ、1952年から1955年まで中央美術研究所に通い、1956年に丸善で個展を開く。現在、日本美術家連盟会員。

伊藤孝之は東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業、在学中より挿し絵や版画を制作し、1922(大正11)年に「隅田川の晩秋」や「小台の渡し」を版行した。その後、日本各地の風景、とくに山間の風景を多く発表した。

久木朋子さんは1970年和歌山県生まれ、1993年に京都教育大学教育学部特修美術科を卒業、7年間大阪の広告制作会社でグラフィックデザイナー、2000年より独学で多色刷木版画制作をはじめる。

竹上妙さんは1986年東京都生まれ、2008年に和光大学表現学部芸術学科を卒業、2009年に熊谷守一(くまがい・もりかず)大賞展で佳作を受賞している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。

注:「渡部正弥」の「弥」は正しくは旧漢字です。(2010-02-09)

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