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文祥堂で三田徳明が雅楽と中国を語る
文祥堂(中央区銀座3-4-12、03-3566-3591)の2階文祥堂ホールで2009年11月29日18時から、三田徳明さんによる「第85回懐かしい江戸へいらっしゃいの会」を開催する。
「懐かしい江戸へいらっしゃいの会」(事務局・港区六本木7-8-8、03-3479-3644)は約15年前に浄土真宗本願寺派「妙泉寺」(中央区築地4-14-18)の建て替えに際して、本堂で一夜を語り明かす会を開催したところ、参加者からの要望で定期的に開くようになり、参加者が増えたため文祥堂ホールに移して年間5回開催している。
今回は雅楽師(ががくし)で「瑞穂雅楽会(みずほがかくかい)」(江戸川区本一色2-2-16、03-3655-8502)を主宰する三田徳明(みた・のりあき)さんが「雅楽がつなぐアジア-杭州国際シンポジウムと雅楽の来し方行く末」と題して、2004年以来、中国・杭州で雅楽に関するシンポジウムを開いている体験から、アジアにおける雅楽の現在過去未来について語る。
ウイキペディアによると、「雅楽」は日本、中国、朝鮮半島、ベトナムの伝統的な音楽のひとつで、国内の宮内庁式部職楽部による定義では、宮内庁式部職楽部が演奏する曲目の内、洋楽を除くものとされている。
5世紀前後から中国、南アジアなど大陸から儀式用の音楽や舞踊が伝わるようになり、大宝元年の大宝令によってこれらの音楽とあわせて日本古来の音楽や舞踊を所管する雅楽寮が創設されたのがはじまりとされる。
平安時代になると左右の近衛府の官人、殿上人が雅楽の演奏を担うようになり、唐楽、高麗楽の作風や音楽理論を基にした国内での作曲が盛んに行われ、催馬楽(さいばら)、朗詠(ろうえい)、今様(いまよう)などの謡い物も成立し、全盛期を迎えた。
平安初期から中期にかけては楽制改革が行われ、大陸系の音楽と舞楽の整理統合や国風化、楽器の整備などがなされた。この時に三韓(前2世紀から4世紀に存在した馬韓、辰韓、弁韓を指す)、渤海(ぼっかい、693年から926年)など朝鮮系のものは右方の高麗楽とし、中国や南アジア系のものは左方の唐楽として統合された。
室町時代になると応仁の乱(1467年から1477年)が起こり、京都が戦場となり、多くの資料が焼失し、楽人は地方へ四散し、多くの演目や演奏技法が失われた。江戸時代に入ると江戸幕府が南都楽所、天王寺楽所、京都方の楽所を中心に「禁裏様楽人衆」を創設し、雅楽の復興が行われた。
明治時代に入ると、三方楽所や諸所の楽人が東京へ招集され「雅楽局」(後の宮内省雅楽部、現宮内庁式部職楽部)を編成、節回しや舞の振り付けを統一し、明治選定譜が作成され、明治政府は選定曲以外の曲の演奏を禁止したため、千曲以上あった楽曲の大半が途絶えたとされている。現在の宮内庁式部職楽部では100曲ほどを継承している。
「雅楽」では楽器のみの演奏を「管絃(かんげん)」と言い、主として屋内で演奏され、舞を伴う演奏「舞楽」は主として屋外で演奏される。また、雅楽は重要無形文化財、世界無形遺産に指定されている。
三田徳明さんは東京都生まれ、9歳より雅楽を学び、学習院大学を卒業、1995年に同大学大学院人文科学研究科博士前期課程を修了、1988年に「都民芸術フェスティバル」で舞楽「蘭陵王」を舞い、1989年に国立劇場で舞楽「納曽利」を舞う、1993年にタイ大使館で雅楽公演、1995年にアメリカのニューヨーク・カーネギーホールで公演した。
最近は中国の国立中国芸術研究院や韓国の国立韓国芸術総合大学の研究者と協力し、「テレビ会議システム」を駆使してアジアへの雅楽の里帰り運動を推進している。また、東京芸術大学講師、国立韓国芸術総合大学招へい教授を務め、現在、「瑞穂雅楽会」主席、雅楽中央研修所教授、学習院大学非常勤講師を務め、北京舞踏学院と杭州師範大学で舞楽指導を行っている。
開催時間は18時から21時で、希望者は事務局(03-3479-3644)まで。料金は弁当を含めて4000円。
(2009-11-24)
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