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銀座伊東屋で佐藤ちひろ北欧クラフト展
銀座・伊東屋(中央区銀座2-7-15、03-3561-8311)は2009年8月28日から9月3日まで本館9階ギャラリーで「佐藤ちひろの刺しゅうと小箱展『世界のおとぎ話』」を開催する。
北ヨーロッパのペーパークラフト作家、佐藤(さとう)ちひろさんがアンデルセン、グリム、イソップなどヨーロッパの童話や日本の昔話など「世界のおとぎ話」をテーマに、登場人物や動物を題材にして、物語の1場面をイメージした刺しゅうを小箱に額に収めて展示する。
刺しゅうはいろいろなステッチを組合わせる「フリー刺しゅう」、綿やワイヤーなどを使って立体的に仕上げる「スタンプワーク」、デンマークに古くから伝わる白糸刺しゅう「ヘデボー(ヒーダボーとも、Hedebo)」などの技法を使って表現する。小箱は北欧クラフト「エスカ」で、1枚の厚紙を裁断し、ベースとなる小箱を組み立て、その周りに製本用クロスを張り、刺しゅうをあしらってつくっている。
「ヘデボー」は白いリネンに、白い綿糸で刺していく刺しゅうで、18世紀中ごろから19世紀にかけてデンマークのコペンハーゲン南西の地域ヒーダボーで発展した技法だが、ヒーダボーでの制作が衰退すると、20世紀になって「ヒーダボーワーク振興会」が設立され、再び人気を呼んでいる。
アンデルセン(Hans Christian Andersen、1805-1875)はデンマークの童話作家で、創作を中心に作品を書いた。グリム童話はヤーコプ・グリム(Jacob Ludwig Karl Grimm、1785-1863)とヴィルヘルム・グリム(Wilhelm Karl Grimm、1786-1859)の2人が中心になって地域の民謡や童話を編集したもので、1812年から1857年まで改訂され、全部で248編あるとされている。
イソップ寓話はアイソーポス(英語読みでイソップ、Aesop、紀元前619-紀元前564ころ)が作ったとされる寓話集で、アイソーポスが創作したもののほかに、以前から伝えられている寓話もあり、すべての話に教訓が含まれている。
佐藤ちひろさんは東京都生まれ、小さいころにスウェーデンの女性児童文学者、アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren、1907-2002)の影響を受け、北ヨーロッパに強い憧れを抱き、1993年にデンマーク・スカルス手工芸学校に留学、手工芸全般を学び、1999年に帰国、カルチャースクールなどで「エスカ作り」や「白糸刺しゅう」を教えながら、展覧会などで作品を発表している。2002年の日韓ワールドカップサッカーではデンマーク代表チームの公式通訳を務めた。現在「アトリエ・エスカ」を主宰している。
開場時間は10時30分から20時(日・月・火曜日は19時、最終日は18時)で、入場は無料。(2009-08-27)
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