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試写会で一条ゆかり「自分の書いたセリフが恥ずかしい」
スペースFS汐留(港区東新橋1-1-16、汐留FSビル3階)で2008年11月20日午後に映画「プライド」の完成披露試写会が開催され、一条ゆかりさん、金子修介さん、ステファニーさん、満島ひかりさん、及川光博さんが舞台あいさつした。
「プライド」はヘキサゴン・ピクチャーズが丸の内トーエイ2(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)などで2009年1月17日から公開される。原作はマンガ家の一条(いちじょう)ゆかりさんが2003年から月刊女性向けコミック誌「コーラス」(集英社)で連載されている同じ題名のマンガだ。一条ゆかりさんのマンガが映画化されるのは今回が初めてで、デビュー40周年記念作品となっている。
内容は生い立ちも性格も正反対の2人の音大生がオペラ歌手をめざしてコンクールや恋愛などで熾烈(しれつ)なバトルを繰り広げながら成長していく音楽を軸とした成功物語だ。主役を演じるのは2007年日本レコード大賞の新人賞を受賞したステファニーさん、ライバルが満島(みつしま)ひかりさん、主人公のステファニーさんに結婚を申し込むレコード会社の御曹司「神野」を演じるのが及川光博(おいかわ・みつひろ)さんで、監督が金子修介(かねこ・しゅうすけ)さんだ。
金子修介さんは「最近、アニメ(の映画化)が続いている」というとおり、「あずみ2」や「デスノート」などマンガを原作とした作品で評価を得ている。また、一条ゆかりさんは自らキャストを選んだということを明らかにし、「家で『白い巨塔』を見ながら神野の絵を描いていたら、目の前に自分の書いているものとそっくりな人(及川光博さん)がいて驚き、実写になることがあれば彼以外考えられないとその時から思っていた」と語り、会場が笑いに包まれた。
歌手のステファニーさんは映画初出演で、完成披露試写会では撮影の間中、「プレッシャーの毎日だった」と女優を演じる大変さを明らかにした。満島ひかりさんは「私は演技には慣れているけど、腹式で歌うなど大変だった」と笑顔で語った。ライバル役として歌手を演じるために、ステファニーさんにもいろいろアドバイスを受けたという。
また、一条ゆかりさんから「どっちの音大生の気持ちがわかる?」と問われると、満島ひかりさんは「私が演じる萌のほうが自分自身の性格に近い」と答え、プライドを捨ててなりふり構わず成功をめざすライバル役の方に共感しながら演じられた歓びを語った。
さらに、一条ゆかりさんが実際にでき上がった映画を見て、「生の人間が自分の書いたセリフを喋(しゃべ)っているのを見るとなんだか恥ずかしかった」と笑いながらいうと、及川光博さんがすかさず「先生が恥ずかしいセリフを言わせてるんですよ」と突っ込み、続けて及川光博さんが「原作を読んでみたらミッチーに似ていると自分も思った」と笑い返した。
ステファニーさんは1987年アメリカのカリフォルニア州生まれ、父はアルメニア系アメリカ人で母は日本人、14歳のときにジョー・リノイエさんに送ったデモテープがきっかけとなり、2002年に来日、2007年5月にシングルデビュー、同年レコード大賞新人賞を受賞した。現在、青山学院大法学部に在学中。
満島ひかりさんは1985年沖縄生まれ、「モスラ2」で子役デビュー、その後ダンスボーカルユニット「フォルダー(Folder)」で歌手デビュー、「デスノート」で主人公の妹役を演じている。
及川光博さんは1969年東京都生まれ、1996年に歌手としてデビュー、1998年に「ウイズ・ラブ(WITH LOVE)」で俳優デビュー、「キューティーハニー」や「大奥」、「日本沈没」などに出演している。
一条ゆかりさんは1949年岡山県生まれ、第1回「りぼん」新人漫画賞準入選した「雪のセレナーデ」で1968年にデビュー、累計2700万部を突破した「有閑倶楽部」をはじめ、「デザイナー」や「砂の城」、「正しい恋愛のススメ」などの作品がある。
金子修介さんは1955年東京都生まれ、東京学芸大学を卒業後、日活に入社、1995年、『ガメラ 大怪獣空中決戦』で映画芸術誌邦画ベスト10で第1位、1996年に「ガメラ2 レギオン襲来」で第17回日本SF大賞を受賞した。2006年に監督として「デスノート」を手がけた。(2008-11-20)
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