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丸ビルで芸大「三菱地所賞」イベント、演奏と展示
丸の内ビル(千代田区丸の内2-4-1)で2008年10月6日から10月13日の8日間、1階「マルキューブ」などで「芸大アーツ イン 東京丸の内」を開催する。
「芸大アーツ イン 東京丸の内」は、日本の美術と音楽を代表する国立の学府として、1887年に上野に創立された東京芸術大学(旧東京美術学校)と三菱地所との共同企画のアートイベントだ。
2008年から東京芸術大学・大学院で優秀な成績を収めた卒業生に三菱地所賞が授与されることになり、会場には、音楽部門受賞者による無料のリサイタルや、美術部門受賞者のアート作品を展示する。
1階「マルキューブ」ではグラフィックと映像を用いて演出し、特設ステージで音楽やトークライブを行う。企画、制作は大西景太(おおにし・けいた)さん、田村吾郎(たむら・ごろう)さん、チラシ、ポスターのデザインは山際景子(やまぎわ・けいこ)さんが担当した。
3階回廊では、2008年の美術部門で三菱地所賞を受賞した工芸鍛金専攻修了の平塚貴司(ひらつか・たかし)さんら6人が立体作品7点を展示する「アート展」を開催する。
10月6日から10月9日の18時30分から7階「丸ビルホール」で、2008年の音楽部門で三菱地所賞の受賞者によるリサイタルを開く。10月6日はバイオリンの岩城風佑(いわき・ふうゆ)さん、10月7日がフルートの竹山愛(たけやま・あい)さん、10月8日がピアノの武内(たけうち)みさきさん、10月9日が声楽の坂上賀奈子(さかがみ・かなこ)さんと松井亜希(まつい・あき)さんが出演する。
10月6日13時から1階「マルキューブ」でオープニングセレモニーを行う。金管五重奏によるファンファーレが演奏される中、東京芸術大学学長の宮田亮平(みやた・りょうへい)さんと三菱地所代表取締役社長の木村恵司(きむら・けいじ)さんが「三菱地所賞」について覚書に調印した後、「三菱地所賞」の授賞式を行う。
10月7日から10月12日まで明治時代にアメリカら輸入された「スクエア・ピアノ」を展示し、10月7日から10月9日の3日間、各日12時10分から「ランチタイム・コンサート」を開き、「甦った明治のスクエア・ピアノ」を使って演奏会を行う。
出演するのは川崎翔子(かわさき・しょうこ)さん、東浦亜希子(ひがしうら・あきこ)さん、佐々木崇(ささき・たかし)さん。10月10日19時からは一般の人も触れられる「スクエア・ピアノを弾いてみよう!」を開催する。
10月12日13時から東京芸術大学理事で副学長の渡辺健二(わたなべ・けんじ)さんがスクエア・ピアノを使って「明治の洋楽はアメリカから」と題して、スクエア・ピアノの弾き方と実際の演奏を行う。
「スクエア・ピアノ」はアメリカのチッカリング(Chickering)社のピアノで、1879年に文部省がアメリカから購入したピアノ10数台のうちの1台で、日本の洋楽教育の黎明期に使用され、破損した状態のまま東京芸術大学美術館内に保管されていた。5年かけて修復し、鍵盤や響板など使えるものはそのまま使用し、脚、屋根、譜面台など紛失した部品はオリジナルに近いものを新たに制作して復元された。
10月11日12時30分と14時30分から邦楽コンサート「伝統の品格と粋」を行う。出演者は尺八がパトリック・ハラランさん、薮内洋介(やぶうち・ようすけ)さん、菊地良則(きくち・よしのり)さん、坂本佳也(さかもと・かや)さんら。長唄と長唄三味線が真鍋希帆(まなべ・きほ)さん、田中秀忠(たなか・ひでただ)さん、三枝舞(さえぐさ・まい)さんら。
10月13日13時と15時30分から藤本隆文(ふじもと・たかふみ)さん、青木紗央(あおき・さお)さん、篠田浩美(しのだ・ひろみ)さんら5人の「マリンバ アンサンブル クイント(MARIMBA ENSENBLE quint)」によるマリンバ演奏会「5台のマリンバによるアンサンブル空間」を開く。
14時から女優の岸恵子(きし・けいこ)さんと学長の宮田亮平さんによるトーク「芸術とファッションと…」を開催する。
期間中、1階マルキューブには9月の芸術祭(学園祭)のために学生が制作した「芸大みこし」8基のうち、芸術作品としてもっとも優れている1基を展示する。展示時間は11時(10月6日は13時)から21時(10月13日は20時)まで。
宮田亮平さんは1945年新潟県生まれ、1972年東京芸術大学大学院美術研究科鍛金専攻を修了、1990年から東京芸術大学美術学部助教授を務め、 1990年文部省在外研究員としてドイツで研修した後、東京芸術大学美術学部教授、東京芸術大学美術学部長、東京芸術大学副学長理事を経て、 2005年に東京芸術大学長に就任した。
木村恵司さんは1947年埼玉県生まれ、埼玉県立浦和高校、東京大学経済学部を卒業、三菱地所に入社、2005年に社長に就任した。
渡辺健二さんは1954年愛知県生まれ、1976年に東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業、1978年に東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程を修了、1978年から1983年までハンガリーのリスト音楽院に留学、1984年から東京芸術大学音楽学部非常勤講師、音楽学部助教授、東京芸術大学音楽学部教授、芸術情報センター長をを経て、2005年から東京芸術大学理事・副学長に就任した。1983年の留学以来、リスト、バルトークの作品を中心に、年間10回程の独奏、室内楽、伴奏などの演奏活動を行っている。
岸恵子さんは1932年神奈川県生まれ、神奈川県立横浜平沼高校を卒業、1951年に松竹に入社し、映画「我が家は楽し」でデビュー、1953年から1954年に映画「君の名は」3部作に出演以降、松竹の看板女優として活躍、1956年にフランスと日本合作映画「忘れえぬ慕情」に出演した。
1957年に撮影がきっかけでフランス人の映画監督、イヴ・シャンピ(Yves Ciampi、1921-1982)と結婚した。結婚式には作家の川端康成(かわばた・やすなり、1899-1972)が立会った。1963年に1人娘のデルフィーヌ=麻衣子(Delphine まいこ)さんを出産、1975年に離婚する。1996年に国連人口基金親善大使に任命され、「山路ふみ子文化財団」特別賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、フランス政府芸術文化勲章オフィシエ、旭日小綬章などを受賞している。
開催時間は11時から21時(11月11日のみ20時)まで、入場はすべて無料。
注:「渡辺健二」の「辺」は正しくは旧漢字です。(2008-10-06)
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