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高島屋で田村能里子の作品を宝厳院奉納前に公開
日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は2008年9月17日から9月29月まで8階ホールで「大本山天龍寺塔頭宝厳院本堂再建ふすま絵完成記念 田村能里子展」を開催する。
今回は、洋画家で壁画家の田村能里子(たむら・のりこ)さんが、京都・天龍寺(てんりゅうじ)の塔頭(たっちゅう)寺院「宝厳院(ほうごんいん)」の本堂再建に際して手掛けたふすま絵「風河(ふうが)さんさん 三三自在」=写真=の完成を記念して個展を開く。
禅寺のふすま絵を女流洋画家が手掛けるのは初めてのことで、60mにわたる全58面のふすま絵「風河さんさん 三三自在」は自然の姿、太陽の光、33体の人などが描かれている。
会場では、本堂の落慶(らっけい)・奉納(ほうのう)に先駆け、「風河さんさん 三三自在」を会場に再現するほか、ふすま絵完成に至る素描、代表作の油彩画などの作品を展示し、「たくましく生きる『アジアのひとのかたち』」をテーマに描き続ける田村能里子さんの軌跡を紹介する。
田村能里子さんは1944年愛知県生まれ、1966年に武蔵野美術大学油絵実技専修科を卒業後、愛知県に戻り、旅芝居小屋や祭市など郷土を題材とした制作活動をはじめ、春陽会展などに出品し、中日賞、岡崎市長賞などを受賞、1969年に田村雄二(たむら・ゆうじ)さんと結婚し、夫の赴任地であるインドに同行、滞在した。
1974年に帰国、初個展を開催して以降、さまざまな個展を開き、1982年に昭和会展優秀賞を受賞し、1986年から文化庁芸術家在外研修員として中国の北京中央美術学院に留学し、1989年に中山競馬場のロビーに壁画を制作して以後、各地で壁画を制作する。作品集に「女ひとりシルクロードを描く」、「風と沙と女たち」がある。
宝厳院は京都府京都市右京区嵐山にある臨済宗天龍寺の塔頭寺院(塔頭は本来は高僧の墓だが、その後、墓がなくても塔がある寺院をさしている)のひとつで、1461年に細川頼之(ほそかわ・よりゆき、1329-1392)が、天龍寺を開山した夢窓国師(むそう・こくし、1275-1351)より3世の法孫にあたる禅師、聖仲永光を迎えて創建された。
当時は現在の上京区にあったが、1467年から1477年の応仁の乱(おうにんのらん)に巻き込まれて焼失し、天正年間(1573-1593)に再興された。その後、明治時代に河川工事のため、寺域が買い上げられ、弘源寺(こうげんじ)に移され、2002年に現在の場所(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36)を購入して移された。
開場時間は10時から20時(最終日は18時)で、料金は一般800円、大高生600円、中学生以下無料。(2008-09-14)
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