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ニコンで平敷兼七「沖縄の陰」展
ニコン(千代田区丸の内3-2-3、富士ビル、03-3214-5311)が運営する銀座ニコンサロン(中央区銀座7-10-1、03-5537-1434)で2008年5月14日から5月27日まで写真家の平敷兼七さんによる「山羊の肺 沖縄1968-2005年」を開催する。
写真家の平敷兼七(へしき・けんしち)さんが沖縄の「職業婦人」などに焦点を当てた個展で、タイトルの「山羊(やぎ)の肺」はおとなしい山羊が最後には食べられるということから、沖縄の歴史と文化を象徴させており、2007年4月20日に「山羊の肺-平敷兼七写真集 沖縄1968-2005年」(3675円)を刊行している。
沖縄では1945年以降の混乱期の中で、自分や家族が生きていくために、「職業婦」となった女性が、復興を遂げていく過程で次第に社会の「恥部」と見なされ、村や家族から排除されていく。
中には「復興」と「復帰」の陰で打ち捨てられた女性たちの姿が刻まれている。平敷兼七さんが1968年以降撮影してきた「脳は宇宙をかけめぐる」、「空き缶を拾いそれを売って家を作った人」、「好きな男が女の所から出てくるのを朝までまっている女性」、「双子を生み一人は家庭にとられ、もう一人をとられまいとして逃げ回っている女性」など2005年までの作品90点を展示する。
平敷兼七さんは1948年沖縄の今帰仁村上運天(なきじんそんかみうんてん)生まれ、1969年に東京写真大学工学部を中退、「週刊ポスト」で「祖国復帰を拒否する女達」を発表し、1972年に東京総合写真専門学校を卒業、同年「カメラ毎日」に「故郷の沖縄」を発表し、プロとしてデビューした。1974年から個展を開催し、1985年に同人写真誌「美風」を創刊した。その後も個展、グループ展を開催している。現在「アトリエフォト2」(沖縄県浦添市字城間2573、098-879-3880)を主宰している。
開場時間は10時から19時(最終日は16時)、入場は無料。(2008-05-06)
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